セカンドステージを快適にするやさしい家
2021.11.18
コンセプト
お施主様は人生のセカンドステージを迎えられるにあたり、将来の介護に備えた住宅をお考えでした。
具体的な項目を挙げると、
☆1階に主寝-2階建てですが1階で生活が完結する間取りとしました。畳ではなく洋室とし、床材はメンテナンスがしやすい材質にしています。
☆幅の広い廊下-将来車いすを使用することもできる廊下幅としています。
☆下地-将来的に手すりを付ける可能性のある場所には予め下地を入れています。
☆引戸-室内ドアやお風呂の入口は引戸を採用し、通行しやすくしています。
☆広めのトイレ-介助者と2人でも入れる大きさとし、ドアを2か所に設けました。
☆水回り-介護時の動線を想定し、トイレ、洗面、脱衣、お風呂を横並びにして繋がりを持たせました。
☆掃き出し前のウッドデッキ-通常は物干しエリアとして使用しますが、車いすを使用の際は玄関ではなく掃き出し窓からリフトにて出入りします。
☆室内の温度差をなくす-高齢になると体温調整機能が低下しますので冷暖房の効率が良くなるよう、気密性能を上げています。実測C値は0.20c㎡/㎡です。
将来のことは誰にも分かりませんが、セカンドライフを快適に過ごす備えを施したやさしい家になりました。
DATA
- 間 取
- 4LDK
- 延床面積
- 37.89坪
- 竣 工
- 令和3年
- 構 造
- 木造
- 敷地面積
- 68坪